鎌倉市のHPより。

今年は鎌倉市の海水浴場は開設していません!

今年は海水浴場の開設はありませんが、以下のとおり安全対策等を実施します。

ご理解、ご協力をお願いいたします。

夏季鎌倉海岸のエリア分けについて

今年は、お越しになる方の安全確保のため、地域の海浜関係団体の皆さんと調整して、以下のとおりエリア分けを行いました。

お越しになる方は、このエリア分けをご理解いただきますよう、お願い申し上げます。

また、午前10時から午後4時の間はマリンスポーツ禁止エリアにフラッグを立てています。

2021年は、7月3日・4・10・11・17・18・22日~8月31日の午前10時から午後4時の間、ライフガードを設置しています。

Pasted Graphic.tiff

Pasted Graphic 1.tiff

Pasted Graphic 2.tiff

Pasted Graphic 3.tiff

<海水浴場が開設されないことに伴い発生すること>

6607.png

例年、鎌倉市の海水浴場は、市が海岸管理者である神奈川県からの許可を受けて、様々な設備を設置し、

ライフセーバーによる監視体制を敷くことで安全に運営ができるよう体制を整えています。

しかしながら今年は、海水浴場が開設されないことにより、次のようなことが発生すると考えています。

  • 「遊泳エリア」がないため、水上バイクやサーフィン等マリンスポーツを楽しむ方と遊泳者が混在する危険性。
  • 十分な監視体制が敷けず、救護などの体制が不十分であるため事故等が発生する危険性。
  • 海水浴場に適用される「マナー条例」が効果を発揮しないため、風紀が乱れる危険性。
  • 海の家がなく、シャワー設備や更衣室もないので、着替えが難しい。
  • 仮設トイレやシャワーの増設がないことによる混雑。

特に、上の2点については、ケガや事故、ともすれば命にもかかわりかねないものです。

夏の鎌倉の海にお越しいただいたとしても、遊泳はご遠慮くださいますよう、心からお願い申し上げます。

 

<夏の安全対策について>

海水浴場が開設されないことにより、上記のとおり様々な問題が想定されていますが、鎌倉市では現在、次のような対策を講じて、できる限りの安全確保を行います。

  1. 「鎌倉市公共の場所におけるマナーの向上に関する条例」の改正による風紀維持
  2. 海水浴場に適用される条例は効果を発揮できませんが、それに代わるものとして、上記の条例を改正して、
  3. 「飲酒」・「喫煙」・「音響機器の使用」・「BBQ等裸火の使用」は行わないよう、警備員による見回り・声掛けを行う
  4. ことにより、風紀維持を行います。
  5. エリア分けを行うことによる安全確保
  6. 海や海岸は、原則どなたでも自由に利用できるものですが、地域の海浜関係団体の皆さんと調整して、
  7. コースロープ及びブイを使って「マリンスポーツ禁止エリア」を作ることにより、できる限り安全を確保していきます。
  8. 監視所、ライフガード及び警備員の設置
  9. ライフガードを配置して海岸の事故の未然防止に努めます。また、警備員を配置して来訪者への注意喚起を行います。
  10. 看板の設置
  11. 「マリンスポーツ禁止エリア」の案内のほか、上記「マナー条例」に基づき、「飲酒」・「喫煙」・「音響機器の使用」・
  12. 「BBQ等裸火の使用」を行わないでいただきたいことについて看板を設置して周知します。
  13. ごみ箱の設置
  14. ごみはお持ち帰りいただくことが原則ですが、多くの方の利用が見込まれる中、ごみを捨てる場所がないことにより、海浜や街中でのポイ捨てにつながり、海洋汚染の原因にもなる可能性が高いと考えられるため、主要な海岸入り口にごみ箱を設置します。

<この夏の鎌倉海岸に係るQ&A>

Q 海岸に行ってもいいですか?

A 海岸の出入りに制限はありません。ただし、コロナ禍に対応した行動をお願いします。

Q 海で泳ぐことはできますか?

A 禁止ではありませんが、安全対策が十分ではないため、ご注意ください。滑川河口付近などでは、離岸流があり、危険です。

Q けがをした場合、どうしたらいいですか?

A 最寄りの監視所へご相談ください。

Q シャワーはありますか?

A 材木座海岸及び由比ヶ浜に、それぞれ2か所ずつ常設している公衆トイレに併設していますが、

数が少なく、利用者が集中することが想定されます。

利用時間は午前8時から午後6時までです。

Q トイレはありますか?

A 材木座海岸及び由比ヶ浜に、それぞれ2か所ずつ常設しています。

今年は仮設トイレがありませんので、例年以上の混雑が予測されます。

Q 砂浜で飲酒やBBQはできますか?

A 「鎌倉市公共の場所におけるマナーの向上に関する条例」に基づき、7月1日から8月31日までの間、

飲酒、BBQ等裸火の使用、喫煙及び音響機器の使用はご遠慮ください。

Q テントを使用してもいいですか?

A 禁止ではありませんが、新型コロナウイルス感染症の拡大や熱中症予防の観点から、長時間の利用はお控えください。

特に、大型のものは、大人数で使用することで密集状態となりやすく、感染拡大の恐れがあるため避けてください。

Q マリンスポーツはできますか?

A できますが、一部禁止区域があるため、現地の看板や案内に従ってお楽しみください。

波打ち際にいる人には、十分注意しましょう。

Q 子どもを連れて行ってもいいですか?

A 今年は監視所を設置していますが、保護者の目の届く範囲で、安全面に十分配慮してください。

Q 砂浜でビーチバレーなどのスポーツをすることはできますか?

A 禁止ではありませんが、大人数での砂浜の利用を避け、周りの人との距離を保って短時間の利用をお願いします。

 

<新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止にもご協力ください>

今年の海水浴場開設断念は、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するための苦渋の決断です。

散歩や観光のために鎌倉海岸を訪れる際も、マスクの着用やソーシャルディスタンスの確保をすることで、感染拡大防止にご協力ください。

また、夏の海岸は、日差しと、砂浜の熱・照り返しにより、非常に暑くなります。

マスクの着用を意識するあまり、熱中症になることも考えられますので、十分な水分・塩分補給を心掛け、人混みを避けつつ、

適宜マスクを外して休憩するなど、熱中症対策も忘れずにお願いいたします。

 

<今年の海水浴場について>

鎌倉市では例年、7月から8月にかけて、材木座・由比ガ浜・腰越の3海岸に海水浴場を開設し、市内外を問わず多くの海水浴客の方に夏の鎌倉の魅力をお楽しみいただいてまいりました。

しかし、新型コロナウイルス感染症のまん延が収まらない中、海水浴場の開設による感染拡大のリスクが懸念される情勢となっています。

多くの海水浴客が訪れることになれば、感染拡大のリスクは、単に海水浴場だけにとどまらず、海水浴場周辺やその往来にあたる地域の生活環境にも及ぶことになります。

これまで、地域住民や市民からご意見を伺ってきましたが、今夏の海水浴場開設について、感染拡大に対する市民の不安を払拭し、理解を得ることは難しいとの判断に至りました。

海水浴場の開設を待ち望んでいる方々には大変心苦しく、断腸の思いではありますが、令和3年度の鎌倉市の海水浴場については、令和2年度に引き続き開設を断念することとしました。

今夏の鎌倉市の海岸は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から来訪を控えていただきますよう、お願いいたします。

来年多くの方々をお迎えできるよう、海岸の魅力のさらなる向上に努めてまいります。